ニューヨークと日本

manhattan

ぼくが初めてアメリカに行ったのは28歳の時でした。選んだ場所は
ニューヨークで、滞在期間は約2週間。その後も何度か行きましたが
今でもニューヨークは大好きです。

休みを取れたのが2月で、運悪くそのときは寒波で大雪でした。
一日中マンハッタンを歩き回っていたので、ニューヨークに行った
はずなのに、南国から帰ってきたぐらい雪で日焼けしていました。

ぼくは普段色白な方だと思いますが、なぜか日焼けしやすく、
海に行くと一日で Sigeru Matsuzaki になってしまいます。(笑)
小学生の頃は毎年日焼けコンテストで1位か2位でした。。。

20代の頃は日本を少し窮屈に感じていたところがあって、
自分をじっくり見つめ直したくてニューヨークに行きました。

世界中の人々が集まっているマンハッタンを歩いて人間観察をし、
アートやファッション、建築やインテリアなどににふれて想ったことは、
ぼくには「日本の心」がないということでした。

どの場所で生まれ、どんな環境や文化のなかで育ってきたのか、
国籍や母国語など、自分の原点をはじめて考えたのがこのときでした。

ニューヨークに刺激を受けながら日本のことを想うのですね。
日本が窮屈でアメリカに行ったはずなのに不思議ですよね。

このときから日本とアメリカの間(あいだ)を想うようになり、
その場所を歩くのにはどうしたらいいのかを考えるようになりました。

その答えはまだ見つかっていませんし、簡単に見つかるものでも
ありませんが、このことを表現できる人間になりたいと思っています。

その場所はどんな景色なのでしょう。その空間ではどんな流れを
感じることができるのでしょう。

先はまだまだ長いですが、お客様やお世話になっている方々に
教えていただきながら、一歩一歩近付いていきたいと思います。

 


タグ


2014/01/16 | コメント/トラックバック(0)|

カテゴリー:生活

トラックバック&コメント

この投稿のトラックバックURL:

コメントをどうぞ

このページの先頭へ

イメージ画像